新築だからこだわりたい!リビングを快適空間にするポイントを解説
新築だからこだわりたい!リビングを快適空間にするポイントを解説

家づくりコラム

新築だからこだわりたい!リビングを快適空間にするポイントを解説

新築だからこだわりたい!リビングを快適空間にするポイントを解説

リビングは家族と一緒に楽しい時を過ごす大切な空間です。

これからマイホームを建てることを計画している方の中には、「リビングを家族全員が楽しめる空間にしたい」「間取りを決めるのに迷ってしまう」などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

今回は、理想的なリビングにするために必要な広さや間取りの決め方、快適空間を作るためのポイントなどを解説していきます。ぜひ最後までお読みいただきご参考になさってください。

リビングの間取りの決め方は?

新築でリビングの間取りを考えるときに、具体的な基準を決めることで理想のリビングを実現する一歩を踏み出すことができます。

もしもリビングの間取りにお悩みでしたら、まずは以下4つの基準をもとに考えてみましょう。

リビングの快適さの感じ方は人それぞれのため、家族同士でも広さや間取りへの意見がまとまらない場合があります。この基準にそって検討していけば、間取りの検討がスムーズになります。

それでは、それぞれの基準について詳しく解説していきましょう。

①家族構成によって広さを決める

一般的に新築のリビングで快適だと感じる広さは、2人家族で12〜16畳、4人家族で16〜20畳、ゆったりした空間が欲しいなら20畳以上とされています。

上記の人数にあわせたリビングの広さは、ソファやテーブルなどのリビング家具を配置しても十分な生活動線を保てます。

また検討する際には、将来の家族構成まで踏まえてリビングの広さを決めるといいでしょう。

②リビングの使用用途で間取りを決める

リビングにはさまざまな用途があります。どのように過ごしたいかによって、新築リビングの間取りは変化します。

<リビングの主な用途>

ご家族それぞれのリビングでの過ごし方を想定することで、家族全員が過ごしやすい間取りを決めることができます。

③使い勝手の良さで間取りを決める

リビングの間取りには、2種類のタイプがあります。

一つはリビングがダイニングやキッチンと壁で仕切られたリビング独立型タイプ。もうひとつはリビングがダイニングやキッチンと同じ空間にある一体型LDKタイプです。

リビング独立型タイプはキッチンとリビングから離れた空間のため、リラックスすることに特化した空間づくりができます。

メリットは、急な来客にも対応しやすい、すっきりと片付いた空間を作りやすいこと、調理のニオイや音が気にならないことです。デメリットは、キッチンやダイニングへの距離が遠くなり、生活動線が悪いことです。

一体型LDKタイプは、間仕切りの壁がないため、開放的な大空間に特徴があります。

メリットには、快適な生活動線を作りやすいこと、家族とのコミュニエーションが取りやすいことがあげられます。デメリットはキッチンからのニオイや音が気になることです。

リビングは居室の中で、家族の往来が最も多い空間です。ご家族のライフスタイルと照らし合わせて、使いやすいタイプを選ぶとよいでしょう。

④リビングの形で決める

リビングの間取りの形には、ダイニング・キッチンと一直線でレイアウトするI型タイプと、ダイニング・キッチンどちらかとリビングが横並びになるL型タイプがあります。

I型タイプの特徴は、広々とした空間が作りやすいため、開放感のある間取りです。

メリットは、一方向を見るだけで家族の様子が確認しやすいことや、生活動線が直線的で移動しやすいことです。リビングとキッチンが遠いため、来客がリビングにいても、キッチンを見られなくてすむことも。

デメリットは、キッチンからリビングが遠くなるため、テレビ画面を見ながら料理したい場合に不便なことです。

L型タイプは、キッチンとリビングを並べるか、ダイニングとリビングを並べるかの間取りから選択できます。

どちらを選んでも、リビング・ダイニング・キッチンが近い距離で配置されるため、家族間のコミュニケーションが取りやすいメリットがあります。生活動線も短くできるため、移動がラクに感じられるでしょう。

デメリットは、同じ広さのI型タイプと比べたときに、空間が狭く感じることです。その場合は、窓の位置や大きさ、インテリアの配置を工夫しましょう。

理想の暮らしや使いやすさを考え、メリット・デメリットを比較しながら、ご家族にあったタイプを選びましょう。

新築リビングを快適空間にする6つのポイント

新築リビングの快適性を上げるため、重要なポイントを6つ紹介します。

「こうしておけばよかった」と後悔しないよう、ひとつひとつをしっかり検討しましょう。

家族の生活動線を考える

リビングを使う家族の生活動線をふまえて、間取りやインテリア設計を検討しましょう。

広いリビングは家族が集まりやすい空間ですが、人の行き来が多い場所でもあります。特に家族の移動が増える朝と夕方は、家族の生活動線が重なるとストレスを感じることが多くなります。

上記の生活動線は重なりやすいため、リビングに出入りする通路を広くとったり、リビングの中で回遊できるようにしたりと間取りを工夫しましょう。

リビング収納を検討する

新築リビングの収納スペースは、注文住宅ならば設計段階から検討していきましょう。

リビングを広くするために収納スペースを削ってしまうと、実生活で不便を感じるからです。広い開放的なリビングでも、モノが散らかった空間では快適とはいえません。

新築でリビングを自由に選ぶのなら、4つの収納タイプを検討してみましょう。

新築の間取り、家族の荷物の量を検討して、ご自身のマイホームに最適な収納タイプを選択しましょう。

リビングに適した照明にする

新築リビングを快適空間にする6つのポイント

新築リビングの照明は、リビングを使う目的にあった器具を採用しましょう。

リビングでは家族がリラックスしたり、コミュニケーションをとったりすることが多いため、柔らかな暖色系の照明がおすすめです。

リビングで子どものリビング学習や趣味などの作業を目的とする場合は、調光・調色タイプの電球がおすすめです。ダウンライトを使って作業場所を照らすなど、手元の明るさを確保しましょう。

注文住宅なら、複数の照明を用途に合わせて設置できます。ただし、照明の数や角度によってまぶしすぎることもあるため、施工する工務店やハウスメーカーに相談しながら検討しましょう。

コンセント・スイッチの位置と数は事前に検討

新築であれば設計段階で、リビングの自由な場所にコンセントとスイッチを設置できます。その際は、あらかじめ使用目的を明確にして、位置と数を決めましょう。

コンセントの位置と数を決めるときに大切なのは、季節家電の存在です。

扇風機や電気ヒーターなどの季節家電を設置する場所を踏まえて検討することをおすすめします。これで、いざ季節家電を使用する季節になっても「コンセントが足りない」「延長ケーブルでリビングが散らかって見える」ということがありません。

照明スイッチの位置と数を決めるときに大切なのは、生活動線をイメージすることです。

リビングに出入りするときの動線(道のり)にスイッチを設置すれば照明を付けやすくなります。その際に、ドアや家具などに干渉しない位置に設置することも忘れないようにしましょう。

換気を考える

リビングは家の中で最も家族が集まる空間なので「換気」が大切です。新築の間取りを検討する際に、リビングに新鮮な空気が流れるように窓を2カ所以上設置しましょう。

効率よくリビングの換気をするためには、対角線上に窓を設ける方法と、向かい合う窓に高低差を設ける2つの方法があります。

対角線上に窓を設けると、部屋全体を空気が通り抜けるため新鮮な空気が行き渡ります。窓が小さくても換気は十分可能です。

向い合う窓に高低差を設けると、冷たい空気は重く、暖かい空気は軽いという特性から空気の流れが生まれて効率よく換気できます。

リビングを効率よく換気できると、部屋の空気がきれいなることはもちろん、湿気・結露の予防策にもなります。

暖房対策をする

新築でリビングを採用したら暖房対策を検討しましょう。

広いリビングは想像以上に暖まりにくいものです。昨今の電気代高騰を考えると暖房器具の設置以外の+αの暖房対策を検討したいところです。

新築のリビング設計なら、家全体を高気密・高断熱にこだわるのもひとつの手段です。壁・床に断熱材を入れたり、窓ガラス・サッシのグレードをアップしたりすることで、過ごしやすいリビングが実現します。

高気密・高断熱については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。

家づくりコラム:高気密・高断熱住宅とは?メリットや選び方を姫路の工務店が徹底解説

新築リビングにおすすめの間取り

新築リビングにおすすめの間取り

ここでは、過ごしやすいリビングを可能にする、おすすめの間取りとメリット・デメリットをご紹介します。ご自身のマイホーム計画におけるリビング設計の参考にしてください。

開放感のあるリビングを演出「吹き抜け」

「吹き抜け」は天井部分を取り払うことで、上下階をつなげることで開放感あふれるリビングを実現できます。

メリット
  • リビングの天井が高く感じられるため、広く見える
  • 高低差のある窓が作りやすく、採光と通風を確保しやすい
  • 上下階にいる家族同士でコミュニケーションが取りやすい
デメリット
  • 2階のスペースが減ることで構造的に弱くなる
  • 高所の掃除やメンテナンスの手間やコストがかかる
  • ニオイや音が気になる

おしゃれと実用性が共存「リビング階段」

「リビング階段」は、その名の通りリビングに階段を設けた間取りのことです。リビングにおしゃれな雰囲気をもたらすとともに、省スペースで階上への動線ができます。

メリット
  • 階段の設置面積が少なくなるため、その分リビングを広くできる
  • 階段下を収納やデスクにできる
  • 2階の個室に行くためにリビングを必ず通るため、家族同士の接点が増える
デメリット
  • 階段で家族の視線を受けるため、プライバシーがない
  • ニオイや音が気になる

家族みんなのリラックス空間「小上がり」

「小上がり」は、リビングの一角に一段上がった畳を張った空間です。必ずしも和室である必要はありませんが、畳を貼った空間にすることで、お子様から年配まで幅広い癒しの空間として利用できます。

メリット
  • 畳の上で寝転ぶなど、くつろぎの空間を演出
  • クッション性があり、小さな子どもの遊び場として安心
  • 洗濯物をたたむ、アイロンをかけるなどの作業場所として活用できる
デメリット
  • 定期的に畳替えなどのメンテナンスが必要
  • シミやホコリなどの汚れが目立つ

新築リビングのおしゃれな内装アイデア

新築リビングの間取りが決まったら、次はリビングの内装を検討しましょう。
この章では、リビングデザインをおしゃれに演出する内装アイデアを紹介します。

アクセントクロスを使う

「アクセントクロス」とは、リビングの壁紙の一部に違う柄や色のクロスを取り入れることです。壁紙の一部を変更するだけで、単調だったリビングの印象を変えることができます。

アクセントクロスを用いるときは、リビングの使用イメージに目的合わせて選ぶといいでしょう。一般的なイメージとアクセントカラーの例は以下になります。

リビングのイメージアクセントカラー
開放感のあるリビングパステル調の明るい色
リラックス効果のあるリビンググレーやモスグリーンなどの色
家族団らんで食事を楽しむリビング赤系色

カーテンかブラインドかを選ぶ

大きな窓に設置するカーテンやブラインドは、リビングの印象を大きく変化させるため、生活スタイルや目的にあったタイプを選ぶようにしましょう。

カラーについてはアクセントクロスと同様、リビングの使用目的に合わせましょう。

素材は機能性と密接に関わるため、遮光性や遮熱性、メンテナンスの手間、窓を開ける頻度などを確認し、選択することをおすすめします。

床材にこだわる

新築リビングのおしゃれな内装アイデア

おしゃれなリビングのフローリングとして、床材までこだわりましょう。フローリングには、無垢材と複合材があります。それぞれの特徴は下表になります。

無垢材
  • 肌触りや香りが特徴
  • 自然木で柔らかいため足への負担が少ない
  • 調湿作用がある
  • こまめな手入れが必要
複合材
  • 凹みや傷がつきにくい
  • 施工しやすい
  • デザインのバリエーションが豊富

まとめ

ここまで、新築だからこそこだわりたい、リビングを快適空間にするためのポイントを解説してきました。

リビングは住まいの顔であり、家族全員が一堂に会する憩いの空間です。これからマイホーム計画を立て始める方は、今回ご紹介したポイントを参考に理想のリビングを実現してください。

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