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家づくりコラム

ファミリークローゼットで後悔しない作り方を詳しく解説

ファミリークローゼットで後悔しない作り方を詳しく解説_社内確認済

ファミリークローゼットは、家族の衣類や小物をまとめて整理整頓ができて、省スペース&家事効率がアップできるということで、注文住宅を建てる方に人気の収納スペースです。

しかし、インターネット上では、ファミリークローゼット設置後に後悔する声も見受けられます。その多くの原因は、事前の知識不足によるものです。

この記事では、これからご自宅にファミリークローゼットを設置予定の方に向けて、後悔しないための作り方を詳しく解説していきます。

ファミリークローゼットとは

ファミリークローゼットは、家族全員の衣類や小物を収納するための共有スペースです。使いやすく効率的に整理されたこのスペースは、家族間のコミュニケーションを促進し、朝の準備を迅速かつスムーズに進めることができます。一般的に、寝室や洗面所に近い場所に設置されます。

ファミリークローゼットのメリットとデメリット

ファミリークローゼットを設置した後に後悔を避けるためには、まずそのメリットとデメリットを把握することが大切です。
ここからは、ファミリークローゼットのメリットとデメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。

メリット① 整理整頓が容易

ファミリークローゼットは、家族全員の衣類や小物をまとめて収納できるため、整理整頓が容易になります。必要なものをすぐに出し入れできるので、家族の誰かが物を無くしたり、片付けを怠ったりする機会がぐっと少なくなります。

また、クローゼット内のアイテムを見渡せるため、必要なものを探す時間も短縮できます。忙しい家族にとって、ファミリークローゼットは、生活の質を向上させる重要なアイテムです。

メリット② スペース効率が向上

ファミリークローゼットは、複数人の衣類や小物をまとめて収納できるため、住まいのスペース効率が向上します。1人分のクローゼットを各部屋に設置するよりも、一つのファミリークローゼットに集約させることで、各部屋のスペースを広々と使えます。

メリット③ 子どもの自立を促す

ファミリークローゼットには、子供の自立を促す効果があります。

例えば、ファミリークローゼットには子供の服を一緒に収納できるため、自分で洗濯や整理をできます。また、自分で整理することで、責任感や自己管理能力を身に付けられます。

さらに、クローゼットの中のアイテムを自分で探すことで、自己決定能力や自己主張の強化にもつながります。ファミリークローゼットは、家族の協力や自立心を促すアイテムとして、子供の成長をサポートできます。

デメリット① 思春期の子どもが嫌がる

ファミリークローゼットのデメリットとして、思春期の子どもが嫌がる可能性があります。

思春期の子どもは、プライバシーや個人空間の重要性を感じるため、自分の衣類や小物を他の家族と一緒に収納することに不満を持つ場合があります。また、子どもが自分の持ち物を自分で管理することが大切な自立心の育成につながるため、ファミリークローゼットを使うかどうかは家族の状況や価値観によって異なるでしょう。

デメリット② 整理整頓が難しくなる場合も

ファミリークローゼットのデメリットとして、整理整頓が難しくなる場合もあります。複数人で使用するため、家族それぞれの物の収納場所や管理方法が異なる場合、クローゼット内が乱雑になってしまうことがあります。

また、定期的に整理整頓しない場合、クローゼット内が物であふれてしまうこともあるでしょう。ファミリークローゼットを使う場合は、家族全員が協力して整理整頓することが重要です。定期的に不要な物を処分することや、クローゼット内の収納方法を見直すことで、整理整頓がしやすくなります。

デメリット③ コストが高くなる可能性

ファミリークローゼットのデメリットとして、コストが高くなる可能性があります。

一般的なクローゼットよりも大きく、多機能なため、製品価格が高くなることがあります。また、設置に必要なスペースや構造によっては、家のリフォームや改装が必要になる場合もあります。

さらに、メンテナンスや修理費用も必要になる可能性があります。ファミリークローゼットを導入する際には、予算や設置場所の確認や、長期的なメンテナンス計画を考慮する必要があります。

後悔しないファミリークローゼットの作り方ポイント

後悔しないファミリークローゼットの作り方ポイント

ここからは、後悔のないファミリークローゼット作りのための重要ポイントをご紹介します。

事前に家族のニーズを把握する

快適なファミリークローゼット作りには、家族のニーズを理解することが大切です。その手順を5つに分けて解説いたします。

①家族の意見を聞く

まず、ファミリークローゼットの使用方法や希望を家族全員から聞きましょう。1カ所に収納する利便性や使いやすさを確認することで、家族皆が納得できる後悔しない設計が可能です。

②現在の収納状況を確認

各家族の衣類や小物の量、収納スタイルを把握しましょう。クローゼット内の効率的な収納方法を考慮し、整理整頓の協力が得られるレイアウトを検討します。

③成長やライフスタイルの変化を考慮

子どもの成長や家族のライフスタイル変化に対応できるファミリークローゼットを検討しましょう。子どもの収納アイテムの変化や独立後の収納量減を予測し、後悔しない広さや設備を設計します。

④予算とニーズのバランスをとる

趣味のアイテムやプライベート品、季節家電など衣類以外の収納も考慮し、クローゼットの広さやレイアウトを決めます。予算と家族のニーズをバランス良く検討し、後悔のない設計にしましょう。

⑤家族のニーズを設計に反映する

①〜④を踏まえ、家族のニーズを設計に取り入れます。家族にとって使いやすいクローゼットは、整理整頓が容易で協力が得られます。使いやすい設計にすることで、設置後の後悔はありません。

効率的なレイアウトを計画する

家後悔しないレイアウトを計画するため、家族のニーズとスペース効率化を考慮しましょう。

アイテム別にゾーニングする

ファミリークローゼットの空間を家族の用途に合わせて、適切なゾーニングをしましょう。

ゾーニングとは、空間を機能や用途ごとに区分けし、効率的な利用を目指すことです。ファミリークローゼットのゾーニングでは、家族全員の衣類や小物を整理・収納することが重要です。まず、家族それぞれのスペースを割り当て、個々のニーズに合わせてコーディネートします。次に、衣類のタイプごとに区分けし、さらに季節ごとに分けることで、アイテムの取り出しや収納がスムーズになります。

収納方法を工夫する

ファミリークローゼットの主な収納方法は4つあります。
● ハンガーポール
● 収納棚(扉あり・なし)
● 引き出し付き収納
● 収納ボックス
家族全員の衣類量や種類を確認し、効率的な収納方法を検討します。引き出しの奥行き・ハンガーポールのサイズ・設置位置の高さを衣類サイズに合わせて決定し、後悔しないレイアウトを実現しましょう。

適切な収納量を見積もる

ファミリークローゼットの収納量把握は、広さを決定する重要なポイントです。しっかり確認し、後悔のないように計画しましょう。

現在のアイテム数を把握する

ファミリークローゼットに収納するすべてのアイテム数を把握しましょう。毎日使うものや季節の道具や家電なども含めておくと、収納が一元化され管理しやすくなります。

将来的なアイテム数を予測する

現状のアイテム以外にも、将来的に収納する可能性があるものを予測しましょう。子どもの成長、家族構成の変化、新たな趣味や仕事によるアイテム増加などを考慮し、必要なスペースを確保します。ただし、予測以上のスペースを確保しすぎると後悔することもあるため、バランスを考慮しましょう。

余裕を持った設計にする

ファミリークローゼットは、ある程度の余裕を持った間取りで設計しましょう。複数人で使う際に窮屈さを感じないように配慮し、クローゼット内で着替えができるスペースを確保すると便利です。

機能性と見た目のバランスをとる

使い勝手の良いファミリークローゼットは、適切な収納方法と見やすい環境が重要です。機能性と見た目のバランスを取る方法をご紹介します。

統一感のあるデザインにする

内装や収納家具に統一感のあるデザインを採用し、管理しやすいミニマルな空間を作りましょう。見た目がバラバラな収納方法は使いづらく、後悔の原因になります。スッキリとした見た目が最適で、収納ボックスやハンガーなどもシンプルなデザインや同じシリーズのアイテムを選びましょう。

隠す収納と見せる収納を組み合わせる

アイテムによって取り出しやすさを考慮し、隠す収納と見せる収納を組み合わせましょう。目につきやすい場所にデザインが印象的なアイテムを収納し、目立たない場所には日常的に使うアイテムを収納することで、機能性と見た目のバランスが良く使いやすくなります。

照明や換気を十分に確保する

照明や換気は、ファミリークローゼットの使いやすさを左右する重要なポイントです。
適切な照明は見やすさや使いやすさを向上させ、衣類や小物の管理を楽にします。
また、良好な換気で湿気やカビを防ぎ、衛生的な環境を維持できます。

LEDのスポット照明がおすすめ

ファミリークローゼット内の収納棚や引き出しは、照明が暗いと中身が見づらくなり、後悔することもあります。
そのため、クローゼット内の照明は室内全体を照らすタイプよりも、通路側や収納棚・引き出し周辺に光を当てられるスポット照明を、複数設置することをおすすめします。
またLEDタイプは電球の寿命も長いため、メンテナンスも少なく済むのも大きなメリットです。

換気扇または窓を設置

ファミリークローゼット内に換気扇か窓を設置することで、空気の入れ替えが効率良くでき、湿気やカビを抑えられます。
衣類にカビが発生してしまうと、除去や処分の手間がかかり、強く後悔することになります。
定期的に換気扇や窓から風を入れる習慣をつけ、空気を循環させましょう。

通気性の良い収納用品の使用

ファミリークローゼットで使う収納ボックスは、通気性が良いものを選びましょう。
通気性が良いと湿気がこもりにくく、カビやダニの繁殖を防ぐことができます。
不織布製やメッシュタイプ、天然木製などが通気性に優れています。
プラスティック製の収納用品は通気性が悪いため、長期感使用するアイテムには適していません。

ファミリークローゼットをおしゃれに維持するには

ファミリークローゼットを長期間おしゃれに維持しながら使い続けるためのポイントを紹介します。

定期的な整理整頓を行う

衣類や小物は増え続けるため、定期的に整理整頓を習慣化しましょう。収納量が増えすぎると管理が難しくなり、後悔することがあります。収納スペースに無理なく収まるかチェックし、1年以上使っていないアイテムは手放すことを検討しましょう。

クローゼット内の清掃を行う

衣類や小物はホコリが付着しやすいので、ファミリークローゼット内を定期的に掃除しましょう。特にハンガーポールにかけた衣類はホコリが付きやすいので、カバーをかけるなどの工夫が必要です。

収納グッズの見直しをする

ファミリークローゼットに収納するアイテムが変わると、収納グッズのサイズが合わなくなり、管理が難しくなることがあります。今ある収納グッズに無理やり収納するのではなく、適切なタイプに入れ替えるなど、年に1度は見直しましょう。

衣類の管理は季節や素材に合わせて行う

季節ごとに衣類の管理方法を変えることで、衣類を最適な状態に保ちましょう。夏は防虫対策、冬は防湿対策を行うことで、衣類の劣化を抑えられます。

衣類を整理する際には、「畳む」「かける」「吊るす」といった、素材に合った方法で収納しましょう。不適切な収納方法は型崩れや生地の傷みを引き起こし、後悔することがあります。吊るす収納方法で衣類が密着すると、通気性が悪くなり湿気が発生するため、やりすぎに注意しましょう。

まとめ

この記事では、ファミリークローゼットで後悔しない作り方について解説しました。

収納が1カ所にまとまったファミリークローゼットは、家事の負担を軽減し、広々とした快適な住空間を提供します。後悔しないファミリークローゼットを作るためには、まず家族全員の収納量を把握することが重要です。紹介したポイントに注意しながら、理想のファミリークローゼットを設計しましょう。

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