「階段」エリアの理想の場所

家づくりコラム

「階段」エリアの理想の場所

2階建てや3階建ての住宅の動線計画では、階段はとても重要なアイテムです。生活する上で、水平移動に比べて垂直移動することは労力が要ります。階段の位置によって、生活動線、家事動線はかなり変わってきます。配置次第で間取りが大きく変化するため、階段の位置は家づくりにおいてとても重要で、階段はほとんど毎日使い、なおかつ物を運んだりすることが多いことでしょう。
設置場所を間違えると不便を感じることが多くなります。注文住宅なら階段の位置なども設計時に決められる為生活しやすい間取り設計が出来ます。

階段の間取りも色々。

階段の形は「この形がいい」といって決めるよりも、どちらかといえば間取りに応じてはまりやすい形となっている傾向があります。注文住宅で家を建てるのであれば快適な間取りに合わせて階段の位置も決められます。

家の中心付近の配置

間取りの一部として住宅の中心に階段を配置すると、2階や3階の各部屋まで行く動線がショートカットでき、廊下が減る分、ムダなスペースを減らせます。
また、家族が一度は家の中心に集まることで、会話や団らんのきっかけになります。

家の壁に沿った配置

一般的な配置の階段は、壁に沿わせることで、安定した印象になります。
また細長い土地に建てた家では、この配置を採用することで、デッドスペースを削減できます。

リビングと一体化した階段

各部屋へ行く際、かならずリビングを通るため、家族と顔を合わせる回数が増え、会話がしやすくなるメリットがあります。
また、リビング内に階段を配置するため廊下が不要となり、そのスペースの分だけ広々としたリビングにできます。
ただし、リビングと一体化した階段はその分壁面も減るため、音や匂い、温度が他スペースへ伝わりやすくなるデメリットも。

折り返し階段

踊り場で180度折り返す階段です。かね折れ階段がL字だとすれば、折り返し階段はU字に上がっていきます。踊り場が広く、転んだ時に下まで落ちてしまう危険性も小さいです。多くの場合、階段の配置は廊下の数に直結します。折り返し階段は省スペースで設置できますから、住宅の中央などにレイアウトすれば、廊下を少なくして住空間をより多く確保することができるでしょう。

階段の種類や設置場所にはたくさんの選択肢があります

あまり気にかける機会のない階段の種類ですが、それぞれ特徴がありましたね。
家の中で確保できるスペースによっても変わりますが、なるべく安全で昇り降りのしやすい階段を選びましょう。

1日の中で1階と2階は何度も行き来しますから、使いにくい階段だと毎日、不便を感じることになってしまいますね。
日頃、階段についてあまり気にすることはないかもしれませんが、階段の使い勝手は暮らしやすい家にするうえでとても重要です。注文住宅なら設計時に動きの良い間取りに設計できますね。

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